ストラット交換2

作業日2010/05/16・22

今回は純正のスーパーストラットを下位機種のマクファーソンストラットに交換しました。
なぜ、高性能なはずのスーパーストラットからノーマルストラットに交換するのか不思議でしたが、黙って手伝う事にしました。

BZ-Rのスーパーストラットは機構が複雑でトラブルも多く、ハンドリングも重い上に癖があるそうです。
ダートラやジムカーナの競技に使用する場合は取り回しが軽いマクファーソンストラットに交換する人が多いらしいのです。
また、ストラットを交換するだけで、約20Kgの軽量化にもなるとか。
オークション等でパーツを集めてフロント足周りを交換する事になりました。
こりゃ大変そうだ。
まず、右側の足周りを取り外します。
ブレーキアッセンブリはブレーキホースを外さずに針金でフェンダーの中に吊り下げましたが、これは手順が間違っていました。
ブレーキは規格が違うのでアッセンブリで交換になります、と言う事はブレーキホースも予め取り外しておいて良かったのです。
さて、ドライブシャフトのハブナットを外し、ナックルに接続している複雑なロアアームとタイロッドエンド、スタビライザーをすべて外します。
ストラットとナックルの2本のボルトを外し、ナックルを取り外します。
その後、ストラット上部の3本のナットを外してストラット本体を取り外します。
ストラット、ハブ、ナックル、ロアアームを取り外した状態。
スタビライザーはまだそのままです。
これも規格が違うので交換になります。
次に左側の取り外しです。
実はここでも手順が違っていて、左右を同じ手順で同時に取り外した方がスムーズに進められました。
ここで、問題発生。
ドライブシャフトとハブを連結しているナットが緩まないのです。
FRのつもりで、簡単に外せると思っていましたが、ガチガチに固着していてソケットにスピンナハンドルを付けて、さらに鉄パイプで延長して全体重を掛けてもビクともしませんでした。
本来は最初にナットが緩むかどうか確認すべきでした。
緩まないと分かれば、作業を中止してエアツール等があるショップで緩めてもらう方法も有ったのですが、左側を分解してしまったので、それも不可能になりました。
幸い、ドライブシャフトを交換する予定で予備を購入していたので、ドライブシャフトごと取り外す事にしました。
分解する必要が無いので、ハブやナックルを付けたままストラットを取り外します。
ユニバーサルジョイントのブーツを金切りバサミで切り取って、そこからドライブシャフトを抜き取る事にしました。
さて、新たに購入したドライブシャフトを見て愕然。
ユニバーサルジョイントがシャフトの両端にあって、取り外した物とは明らかに違います。
「おい、これ付かないぞ。」
「えっ?・・・いや、そんな事は・・・そんな事は・・・。」
「付・か・な・い。」
「・・・。」
ドライブシャフトは新たにネットで探す事にして、可能な限り作業を進める事にしました。
オリジナルのスタビライザーは形状が違うので交換します。
これがマフラーを股越していて、マフラーを外さないと取れない構造になっていました。
なかなか面倒。
なんとかスタビライザーの交換まで終わりましたが、ここでまたまた問題発生。
スタビライザーがスーパーストラット用とマクファーソンストラット用では形状も太さも違うのです。
マクファーソンストラット用は一回り太い。
これではブラケットを交換しないと取り付け不能です。
ここで、本日の作業は終了。
右側ドライブシャフトを入手して、スタビライザーのブラケットを新たに購入する事にしました。

以下来週。
・・・と、言う訳でネットオークションにてドライブシャフトを入手。
前の写真と見比べれば違いは歴然、ジョイントからハブまでの可動部分が左右同じ長さになっています。
前回、そのままにしておいたドライブシャフトの残りを抜き取ります。
2本のボルトを緩めて、そのボルトの頭を金槌でコンコンと軽く叩くと、ドライブシャフトとステーの間に隙間が出来ます。
後はボルトを完全に外してドライブシャフトを手で抜きます。
ドライブシャフトを抜くと、ミッションオイルが漏れ出て来るので、あらかじめ受皿を置いておきます。
さて、新しい(中古)ドライブシャフトを差し込みますが、途中にユニバーサルジョイントがあってクネクネするので、二人がかりで両端を支えながら差し込まないと上手くいきません。
回転させながら差し込んだら、ブラケットに2本のボルトで固定します。
これはあらかじめ用意しておいたハブ・ナックル。
特に問題無く取り付ける事が出来ました。
スタビライザーのブラケットも新たに購入して、ロアアームとスタビライザーの取り付け完了。
タイロッドエンドを取り付けて、なんとか形になって来ました。
さて次は、ブレーキホースの交換です。
新たに購入したブレーキホース。
旧車はブレーキホースの連結部分が固着して緩まない時があるのですが、今回は左右とも素直に緩んでくれました。
ここはブレーキ専用のレンチを使用します。
一般のスパナでは強く締められずに液漏れの原因になるからです。
ブレーキ液の液漏れは・・・とっても怖い事になります。(笑)
また、一般のスパナではナットをなめて取り外し不能になる事もあります。
ブレーキホースの交換完了。
次は車速センサーの配線取り回しです。
サスペンションの上下動や旋回時にタイヤやホイールと干渉しないように場所を決めて取り付けます。
もともと専用の取付穴は無いので、タッピングビスを使用しました。
余った配線はフェンダーの中に押し込みます。
フロント足周り交換完了。
トーインの調整をある程度行なって、試乗です。
さて、フロント足周り交換の効果は?
ステアリングが軽くなって回頭性が良くなったそうです。
苦労した甲斐がありました。