MDI装着

作業日2010/08/14

ECUを取り替えて調子が戻った我がアコード、しかし、どうも本調子ではない。
特に夏場はクーラーを使うせいか、もう一つ元気が無い。
何となくダレた感じがする。

そう言えば、今は無きドマーニも終り頃には突然エンジンが止まるという症状が出ていました。
エンジンが温まるとストンとエンストしてセルモーターは元気に回るのに、エンジンが掛かる気配がありません。
エンジンが止まって10分ほどすると何も無かったかの様に掛かります。
修理に出すとディストリビューターを交換していました。

ネットの情報では、我がアコード(CF4)のイグニッションコイルはディストリビューター内臓式で、加熱によるコイルの劣化やリークが起きやすいとの事でした。
この情報が本当かどうか、また、我がアコードに当てはまるのかどうか分かりませんがコイル内臓式なのは間違いないので、そろそろ劣化して来たのかも知れません。
しかし、プラグ直結式のコイル等はエンジンヘッドに取り付けてあり、ディストリビューター内臓式と同じくらい苛酷な条件だと思いますが問題はないのでしょうか?

さて、今回導入したMDIは永井電子(ULTRA)のホンダ専用品です。
内蔵コイルは使用せずに専用のコイルを外部に設置して使用するタイプです。

謳い文句では、「ディストリビューター内という過酷な環境にある純正IGコイルを使用することなく、付属の専用IGコイルを外部に増設することで、IGコイル自体を保護し、熱による性能低下から開放し、MDIの強力な火花エネルギーと相まってホンダエンジンの澱みない、最上の吹き上がりを実現します。」との事です。

まぁ、謳い文句の様になるかどうかは分りませんが、少しでも良くなればと装着する事にしました。

ウルトラMDIシステムNO.9951。
イグニッションコイル内蔵型のホンダ車専用で、ディストリビューター改造キットも同梱されています。
装着そのものは難しくなさそうです。
しかし、我がアコードのエンジンルーム内には取り付ける場所がありません。
あちこち1時間ほど探してみましたが、エンジンルームの内側は補器類でビッシリ。
なるほど、MDIメーカーが具体的な場所を指示していないはずです。
これは困った。
苦肉の策として、バッテリーの横にぶら下げる事にしました。
平面で壁にぶら下げるタイプの取り付け金物を、バッテリーの固定ネジに差し込めるように直角に曲げました。
バッテリーとMDIの隙間にはガタが出ないように耐水性の隙間テープを貼ります。
こんな感じで取り付けました。
隙間テープをクッションにして、ねじる様な力は掛からないようにしました。
さて次はイグニッションコイルです。
なかなか適当な場所が見つからなかったのですが、スロットルワイヤーの固定金物と共締めにする事にしました。
仮に置いてみると、ボンネットにも当たらずに納まる様です。
スロットルワイヤー固定金物の補強リブが少し当たるので、イグニッションコイルの固定金物を少し削りました。
ボルト1本で共締め。
コイル自体が重くないので、問題無さそうです。
MDI本体とコイルの取り付け場所が確定したので、いよいよディストリビューターの改造に掛かります。
3本のボルトを緩めて、ディストリビューターキャップを取り外します。
中央に取り付けてあるカーボンブラシを取り外します。
ゆっくり引っ張ればスプリングごと出て来ます。
これは再使用するので無くさないようにします。
カーボンブラシを取り外した中央の穴に2.5mmのドリルで穴を開けます。
メーカーの指定では2.6mmになっていますが2.5mmのドリルビットしか無かったので、これを使用しました。
特に問題はないようです。
付属のスペーサーを差し込んで、その穴にビットを入れて穴を開けるので、ズレずにセンターに開けられます。
2.5mmの穴を外側から見たところ。
カッターでバリ取りをしています。
その穴に内側から2.5mmのネジを差し込みます。
2.5mmのネジに雄ねじ付きスペーサーをねじ込みます。
下側は2.5mmのナットになっています。
外側は3mmネジになっています。
これにタップが切ってあるプラスチックのアダプターをねじ込みます。
これでセンターにコイルからのコードを取り付けられるようになりました。

ここで、センターの穴にカーボンブラシを差し込みます。
スプリングが穴より大きいので、回しながら差し込みます。
次に内蔵イグニッションコイルの信号を取り出すための穴を開けます。
指定では13mmの穴を開けるのですが、12.5mmのビットしか持ち合せが無かったので、それで開ける事にしました。
多少グリグリとビットで広げぎみに開けると、ちょうど良い大きさの穴になりました。
これもカッターでバリを取ります。
ここにMDI専用コイルへの信号ケーブルを差し込みます。
内蔵イグニッションコイルを取り外すために、ローターとリークカバーを取り外します。
ローターはネジで固定されているので、これを緩めるのですが、ピッタリ合ったドライバーを力一杯差し込んで「ふんっ!」と気合を入れて回さないとネジが舐めて緩まなくなってしまいます。
そうなってしまうとインパクトドライバー等が必要になります。
ローターとリークカバーを取り外したところ。
下にあるのが内臓式のイグニッションコイルです。
下にある2本のネジを外せばコイルが取り外せます。
その前にコイルに接続してある2本のコードを取り外しておきます。
コイルから取り外した2本のコードを信号ケーブルに接続します。
コイルが無くなった跡のスペースを利用して信号線を外部に導きます。
リークカバーとローターを元通りに取り付けます。
しかし、ここで問題発生。
信号取り出し口の出っ張りがリークカバーと干渉してディストリビューターキャップが付かないのです。
仕方がないのでリークカバーの当たる部分をハサミとカッターで切り落としました。
これで無事、ディストリビューターキャップが付きました。
プラグコードを差し込んでディストリビューターの作業は完了です。
センターの赤いプラグコードはMDIに付属していた専用コードです。
3mmのネジに差し込めるようになっています。
電源はIG(イグニッション)回路から取り出します。
50Aと書いてある茶色のヒューズがそれです。
MDIには独自のヒューズが付いているので50Aヒューズは通しません。
マイナスは適当なところにボディアースします。
ディストリビューター・イグニッションコイル・MDI本体のケーブルをそれぞれ接続して完了です。
さっそく動作チェックです。
MDI装着前に比べると、エンジンが静かになりました。
ブルン、ブルンと言う失火したような振動が無くなり安定しています。
クーラーのコンプレッサーが作動しても一瞬ブルンと回転が落ちますが、以前の様にブルブルと振動しなくなりました。
低回転でのスタートも力強くスムーズになり、高回転の伸びも改善しました。
全域に渡ってアクセルが軽い。
ここまで改善するとは思っていませんでした。
やはり点火系が経年劣化を起していたのかも知れませんね。
と言う事は正常な状態に戻っただけなのかな?
でも、エンジンが元気になったのだらか満足満足。