オルタネーター交換

作業日2006/12/31

117クーペは電気食いで、特に私のXEはフル装備のわりに電源が弱いと言われていました。
以前からちょっと油断するとバッテリー上がりを起こしてエンジンが掛からなくなっていたので補充電は欠かせませんでした。
しかし、最近アンペアメーターを修理するとエンジン回転をかなり上げないとメーターの針がプラスにならないのが判明しました。
これはオルタネーターの電力が不足していると言う事です。
早急にオルタネーターを強化する必要があります。

ネットをいろいろ探してみると適合しそうなオルタネーターがオークションに出ていました。
私が購入したのは日産のL18やL20用のオルタネーターですが後述しているように、取り付けステーの幅が合いませんでした。
RX-7のが合うという話も聞きますが、私は試した事がありません。
このオルタネーターは12V70Aですから純正よりも20A近く高出力になっています。
リビルト品ですがコアの返却不要で10,000円でした。
リビルト品(再生品)を購入する時は原則としてコア(交換後の古いパーツ)を返します。
ですからコアの返却が不要で10,000円は安いと思います。
ICレギュレーター内蔵なので、現在使用中のレギュレーターは不要になります。
さて、現在装着しているオルタネーターを取り外します。
最初にバッテリーのプラス端子を外します。
忘れるんですよね。けっこう。
次にオルタネーターに接続されているケーブルを取り外します。
見えているのはバッテリーからの電源ケーブル(B+)です。
左上のボルトと中央奥に見えるボルト、もう一つ本体の影になっているボルトを取り外します。
左上のボルトはファンベルトの張りを調節するものです。
オルタネーターの奥にあるボルトを取り外すには写真の様な特殊形状のレンチが必要になります。
117クーペは製造期間が長期間だったので当初無かったパーツがどんどん増えてしまって奥の方まで手が入らなくなっています。
無事ボルトを取り外してもパーツに挟まれて、そのままでは取り出すことが出来ません。
周辺のパイプ類を固定しているボルトやネジを取り外して寄せながら引っ張り出しました。
いやはや、相変わらず整備性の悪い車です。
結局、オルタネーター1個取り外すのに30分ほど掛かってしまいました。
新旧オルタネーターの比較。
本当によく働いてくれたんだなぁ・・・。
さっそく新しいオルタネーターのボルトの直径や位置などをチェックします。
ボルトの直径は10mmなのでこのままでは入りません。
8mmでも10mmでも使えるようにスリーブが入っているので8mmボルト用のスリーブを抜きます。
これで10mmボルトが入るようになりました。
日産純正オルタネーター。
ICレギュレーターの放熱板が見えます。
ここで問題発生。
オルタネーター下側の取り付けプレートの幅が違ったのです。(T-T)
恐れていたことが起こってしまいました。
本体の構造はまったく同じでこのプレートの前と後の間隔(幅)が違ったのでした。
寸法を計ってみると7mmほど削ったら上手く取り付けられそうです。
L型とZ型(日産のエンジン形式)を取り違えたようです。
ディスクグラインダーで慎重に削ります。
ボルトが貫通する周辺を必要なだけ削り取って根元の方は出来るだけ厚みを残します。
一度に削り取るのではなく、少しずつ少しずつ削れば難しくありません。
ちょうど良い幅になり、うまく納まりました。
ベルトが硬かったぁ。
さて、いよいよ配線です。
「オートメカニック」のバックナンバーを参考にしましたが配線そのものは簡単です。
ICレギュレーター内蔵ですから原則としてバッテリー電源(B+)とイグニッションスイッチ(IG)とチャージウォーニングランプ(警告灯)です。
B+とIGを正しく接続できれば発電に支障はありません。
ボルトで固定する太くて白いケーブルはバッテリーに繋がっていて、発生した電気をバッテリーに送るケーブルです。
黄色と白のケーブルはどちらかがIGでどちらかがウォーニングです。
2ピンコネクタを製作して接続します。
外部レギュレーターに接続するコネクタのIG端子に白のケーブルを接続します。
エンジンを始動するとちゃんと充電しました。
白を選んだのは単なる感です。多くの場合、白はホット(+)の確率が高いですから。
IGはキーを回した時に通電する端子で、内蔵レギュレーター等に電気を送って発電できるようにする端子です。
ここに電気が流れないと発電しません。
白がIGと言う事は黄色は警告灯と言う事になるのですが直接接続しただけでは動作しませんでした。
117クーペはアンペアメーター(+−に針が動く)なので充電していないとすぐに分ります。
ですからこれは接続しませんでした。
さて、さっそく試走です。
エンジン始動直後からもりもり発電していてアイドリングでも不安定になる事はありません。
計器や室内ランプを点灯した状態でハイビームにしてもまったく暗くなりません。
ライトも5割増くらい明るくなった感じです。
クーラーをONにしてファンを最強にしてもビクともしません。
エンジンの吹けまで良くなったようです。
いやはや20Aの差がここまで強力とは思いませんでした。
オリジナルのオルタネーターは本来の性能を発揮していなかったのかも知れませんね。
ともかく電気に関する不安は一掃されました。
取り外した自作トランジスター式ボルテージレギュレーター。
ボンネットの中はいくぶんすっきりしました。
長い間ありがとね。