SP−No26En-S(Five-star)

2010/06

ユニットをFE88ES-RからFE103En-Sに交換しました

FOSTEXから恒例の限定スピーカーユニットが発売されました。
FE103En-Sと言う10cm口径のフルレンジスピーカーです。
「10cmかぁ、私には関係無いかな。」と今回はスルーする予定でした。
ところが、ふと「No26に使えるかも・・・。」と思うと、試しに使ってみたくなり購入する事にしました。
なんとか予約注文には間に合ったのですが、製造が間に合わず、5月下旬になってやっと到着しました。

なにも根拠はなかったのですが、8cm用のNo26に付けたら良くなるのではないか?と考えました。
一般的には口径が2cm違ったら箱の設計も全く異なるので、良い音が出る事はありません。
まして、バックロードホーンともなると適合ユニットは限られているので、尚更です。

しかし、しかし。
とても良い音で鳴っています。(汗汗)
数時間と言うエージングにも関わらず・・・。

もともと箱の設計が間違っていたのか?
確かに、8cmユニット用にしては、ちょっと欲張りすぎたのは認めます。

でも、でも、良い音です。
押し出しや迫力はD-55に一歩譲りますが、全体のバランスや微小信号に対する反応は、ハッとするほど良い。
非常に見通しが良く、クリアで自然。
エージングが進んだら、多くの面でD-55を超えているかもしれない。

これは・・・まいった。

2010/06/09追記
ちょっと気になっていた低音のボンつきも無くなり、高域もどんどん伸びています。
ビシッ、バシッという押し出し感はD-55が優位ですが、それ以外は同等か優れているかも知れません。
なにしろ、全体のバランスや繋がりは申し分ありません。
過去に、色々な10cmフルレンジを聴きましたが、このユニットは別格ではないでしょうか。

2010/05/23
やっと来ましたFE103En-S。
1個 14,490円なり。
フレームはアルミダイキャストのFE108Eシグマと同じ様ですが、何故か型番は103なんですね。
マグネットの大きさは過去の限定版スーパーと同じくらいです。
コーン紙はESコーンでエッジは波形になっています。
この波形エッジは新開発らしく、軽く柔らかい感じです。
コーン紙を押してみると、今までのどのFEシリーズよりも軽い。
頼り無いほどフワフワです。
でも、何だか感度がとても良さそうです。
久しぶりに倉庫から引っ張り出したNo-26。
FE88ES-Rと真鍮リング。
このまま眠らせるのはもったいないですね。
FE88ES-Rと真鍮リングを取り外します。
真鍮リングが貼り付いていて、なかなか外れませんでした。
左がFE103En-S右がFE88ES-R。
取り替えても、それほどの変化は無いかなぁ・・・、と思っていました。
FE103En-Sはマグネットの径が大きくなっているので穴を大きくする必要がありました。
マグネットとネジ穴の距離がギリギリなので爪付きナットのツバが干渉します。
このままでは爪付きナットを付けるとマグネットに当たって入りません。
そこで、爪付きナットのツバを写真の様に切断します。
とりあえず、ネジ4本で取り付けて鳴らしてみます。
このユニットは鳴らしはじめから良い音で、分単位で良くなります。
試聴している間、どんどん音が良くなっています。
空気室やスロートの容量不足が心配でしたが、詰まった感じも無く綺麗に鳴っています。
さて、本格的に取り付けるため、残りの4ヵ所にネジ穴を空けます。
爪付きナットにボンドG17を塗ってネジで締め上げて固定します。
今回はステンレスの六角ナット(4mm)を使用しました。
取り付け完了。
箱に関しては、穴を広げただけで何も変更していません。
何だか8cmユニットの時よりもバランスが取れて、格好良くなりました。

音は・・・。
あまりの変化に、どうコメントしてよいか迷っています。

ともかく感度の良さは抜群で、微小信号の再現性は群を抜いています。
FEシリーズはもともと軽量コーンで感度が良いユニットなのですが(Eシグマは除く)、薄いパルプコーンのせいでしょうか、ESコーンになるまでは、ある特有の歪み(紙臭さ?)がありました。
しかし、このユニットは曖昧なところが無く、例えば金管楽器が歪み無く金管楽器として鳴るのです。
高音も、かなり上まで歪み無く再生するし、低音も力強い。
女性ボーカルの生々しさは例えようが無い。

これは大当りユニットですね。
スワン等の10cmユニット用BHはFE103En-Sに替えただけで大幅グレードアップになるかも知れません。
再度、販売してほしいユニットです。