SP−No27
長谷弘工業MM151T
エージング編

作業日2011/07/27より

良い意味で変化が激しい

日に日に変化するMM151Tですが、良い方向に向かっているようです。
中高域の歪っぽさが取れてきて、詰まった感じがなくなり、伸びが良くなりました。
低域もローエンドが伸びてきて、レベルも上がってきました。
低音の出方が開放的で、立ち上がりが良く、軽い。
例えるなら「ロスレス低音」とでも言いましょうか。
今まで聴いてきた折り曲げホーンと比べると、コーン紙から出る音波が抵抗無くホーンを通って出てきているような、するりと放射されているような感じです。
低音の能率もどんどん上がってきて、当初BASSを+3dBブーストしていたのが(これはD-55で聴く時のデフォルトです)、約2週間後には+1dBでも十分になりました。
側板をノックすると、組み立て当初はボコッボコッと鳴っていたものがポコポコになり、コンコンからコツコツに変化してきました。
完全に乾燥するまで結構掛かりそうです。

空気室を小さくして、しばらく聴いていると、中高域が歪っぽく感じるので吸音材を入れることにしました。
付属のフェルトを玉石の上からユニットの背面までL字型に入れました。
ホーンロードが弱まるかと心配しましたが、低音はそのままで、中高音の歪っぽさが減りました。
少し落ち着いたので、周波数を測定してみます。
まずは軸上1m。
トーンコントロールOFF(フラット)。
右チャンネルの音を無くして、左チャンネルで測定します。
PAA3(測定器)に付属のCDでピンクノイズを発生させます。
だいたい80dB前後になるように音量を合わせました。
なかなか綺麗な特性ですね。
高域も低域もよく伸びています。
周波数レンジは20Hzから20000Hzまで。
レベルメーターはそれぞれ20・25・31.5・40・50・63・80・100・125・160・200・250・315・400・500・630・800・1000・1250・1600・2000・2500・3150・4000・5000・6300・8000・10000・12500・16000・20000Hzになっています。
20Hzのレベルが結構高いですが、これは暗雑音でしょう。クーラーや冷蔵庫の振動ではないでしょうか。
25Hzと31.5Hzはほとんど出ていません。
40Hzからロードが掛かり始め、50Hzから16000Hzまでほぼフラット。
20000Hzで若干凹んでいますが、私には全然聞こえません。
ツイーター無しでこの特性は優秀だと思います。
次にリスニングポイントで測定します。
両方のスピーカーから音を出します。
軸上1mと比べると、低域に乱れがあります。
これは部屋の特性やテーブルの反射、左右のスピーカーの干渉が考えられますが、実際の試聴では感じませんでした。