SP−No27
長谷弘工業MM151T
改造・改善編

作業日2011/07/21より

ねらい通りになりそうです

さてさて、組み立て当初はとてつもなく酷い音。
乾燥を待って予想される問題点を改善して行きます。

2011/07/23追記
ほぼ予想通りの改善が見られました。
まだまだ作り立てで、ストレスも抜けていないし、乾燥も完全ではありません。
しかし、その割りにはバランスの取れた綺麗な音が出ています。

しかし、いくつか反省点もあります。
まず、MDFは乾燥に時間が掛かること。
組み立てた当初はバッフル板がスカスカで2mmほどの隙間があったのに2日ほどでほぼ無くなりました。これは乾燥によるもので、想像以上に収縮します。
ですから、本来は仮組みの状態で1ヶ月ほど乾燥させて本組み(接着剤を使用)すべきでした。
また、空気室の容量やホーン入り口(スロート)の面積をあらかじめ算出しておいて、本組みする前に対策を立てたほうが良かったですね。
MM151Tに限って言えば、10cmユニット用と言うより13cmに適合しそうなエンクロージャです。
とは言え、空気室の容量を減らしただけで、けっこう良い音が出ているので今後の変化が楽しみです。
自作キットはあくまでも素材なので、どう料理して好みの音にするかは個人の技量に掛かっていると思います。
まったくの未経験者でも組み立ては可能ですが、MM151Tに10cmユニットを付けただけでは良い音は望めません。
自作派にとって、ここからがスタートなんですが、大多数の人は「酷い音」で終わってしまう可能性が高いですね。
もったいないなぁ。

FE208ES-Rに適合しそうなMM-191T(中板9枚、後はMM-151Tと同じ)は、概算では空気室もスロート面積もD-55より少ないようです。
購入するときは中板を1枚多くしようと思っています。
あっ購入すると決めたわけではありませんので念のため。(笑)

まず、10cmユニット用としては、あきらかに空気室の容量が大すぎますし、大量の吸音材もホーンロードの邪魔をしているはずです。
幸い、MM151Tはホーン入り口が上部にあるので、空気室の下部に詰め物をすれば容量を減らすことは比較的簡単です。
そこで、ホームセンターで玉石を購入して入れることにしました。
写真の玉石は「極黒玉石」と言う名前で、黒く艶があって埃っぽくないのでこれにしました。
10Kg約800円を1袋購入しました。
比較的綺麗な石ですが、ゴミや虫が入っているかもしれないので、水で軽く洗います。
バスタオルの上に広げて1日乾燥させます。
スピーカーユニットを取り外して、吸音材(フェルト)を取り出します。
乾燥済みの玉石を空気室に入れます。
開口ぎりぎりまで入れます。
5kgづつで玉石10kgを全部使いました。
空気室5.64リットルで玉石(開口下端まで)が概算2リットルとしても、まだ3.64リットルあります。
しかし、空気室を狭くした効果は絶大で、ロードが掛かり低音が出てくるようになりました。
まだハイ上がり気味ですが最初に比べれば、ずいぶんバランスが良くなりました。
ホーンから出てくる低音は素直で癖がありません。
低音のレベルが上がり、ローエンドがもう少し伸びれば、バランスの良い音になります。
これは良くなりそうです。
スーパースワンの空気室が2リットル弱なので、もう少し空気室を狭くしたほうが良いでしょう。
しかし、玉石をこれ以上入れると溢れ出てしまいますから、別の方法を考えます。
次に考えたのがこれ。
24mm*60mmの角材を200mmに切って4枚入れることにしました。
1枚約0.29リットルなので4枚で約1.16リットル。
そのまま差し引けば2.28リットルになるのですが、玉石と重なる部分があるので2.5リットルくらいでしょう。
長さ200mmと言うのは特に根拠があるわけではなく、これくらいの長さなら奥行きがあるので入るだろうと決めた長さです。
問題なく入りました。
角材の規格で幅60mmの次に75mmと言うのがあり2枚で幅150mmになります。
これは内法にぴったりなのですが、MDFの収縮を考えてあえて60mmにしました。
接着剤を塗って。
木ネジで固定します。
2枚重ねにします。
奥行きが48mm減るのですが、それでも余裕です。
さて、接着剤が乾燥したので玉石を戻して試聴します。
玉石は少し減らしました。
重さにして片チャンネル1kgくらいでしょうか。

ずいぶんバランスが良くなりました。
ホーンの癖のようなものが無く、クリアで素直です。
素直すぎる気もしますが、乾燥が進んで落ち着いたら、どう変化するのか楽しみです。
落ち着くのは年末くらいかな。