C.E.C PH53
PHONO EQ アンプ

2006/08

アキュフェーズのプリアンプC-275をEQアンプとして使用していたのですが、常々安くて良いEQアンプはないかと思っていました。
先日、九州AVMLでC.E.CのDA53と言うDACがなかなか良いと言う投稿がありました。
「C.E.Cか・・・、どんな製品を出しているか見てみよう。」
とホームページで製品を見てみると、おっEQアンプがあるではありませんか。
値段も専用機にしては安価なので、あちこちの評判をチェックした上で、さっそく導入する事にしました。

C.E.Cは名前は知っていたのですが、どんな製品を出しているか知りませんでした。
日本のメーカーだということも今回知りました。
いかんなぁ。(笑)
このEQアンプも1年以上前に発表されていたようです。
小型なので、C-275と入れ替える事が出来たら、ラックが1段空きます。
デザインはシンプルで品が良いですね。
後面から見たところ。
キャノンプラグが特徴的です。
これがC.E.Cのセールスポイントらしく、トーンアームからのケーブルをバランス型にする事により、音質改善になるそうです。
GT-2000Lはケーブルが直結なので、そのままRCAピンで接続します。
後面には設定ヶ所はまったくありません。
コネクタのアップ。
キャノンコネクタの方が立派で良い音が出そうです。
裏面から見たところ。
足の位置が中途半端だなぁ、と思ったらディップスイッチが邪魔になっているようです。
ディップスイッチのアップ。
このスイッチでMC・MM(ゲイン)の切替、インピーダンスやキャパシティの切替をします。
これ、デジタルアンプなのかなぁ。
恒例の中身拝見。
スイッチング電源とオペアンプっぽいICがいくつか。
赤い箱がオリジナルの回路なのでしょうか。
訳分からないので眺めるだけで早々に元に戻します。(笑)
とりあえずプレーヤーの横に置いて電源投入。
試聴してみると、全体的に弱々しい感じの音です。
線が細く押し出しが弱い感じですね。
セッティングが適当なので仕方ありません。
プレーヤーとアンプの近くにセッティングしようとしたらアンプの上に乗せることになりました。
位置的にはベストなのですがセッティングとしてはベストではありません。
デジタルアンプの直近に置いてノイズは大丈夫だろうかと心配したのですが、まったく影響を受けていないようです。
改めて試聴すると聴き始めに比べて明瞭になってきました。
相変わらず線は細いのですが、解像度は高く分離が良い様です。
C-275のふわっとした音とは対称的に、かちっとした音質です。
エージングで良い方向に向いそうな気がする音ですね。
さて、電源ケーブルを自作の物と交換すると、押し出しが良くなって力強さが増してきました。
しばらく使ってみて、どう変化するか楽しみです。
C.E.Cではバランス接続を強く推奨しています。
カレントインジェクションと言う方式を使っていて、バランス接続で真価を発揮すると言う事でした。
バランス接続はMCカートリッジ専用でインピーダンスやゲイン等の調整が一切不要です。
詳しい事は分かりませんが、電流増幅の一種の様です。
そう言えばバクーンプロダクツのEQアンプも電流増幅だったような。

さて、試聴です。(ピン接続との比較です。)
まず、ヒスノイズが非常に少なくなったのが分かります。
そして、押し出しの強さがまったく違い、透明感が増し、歪の無い艶やかな音になりました。
さらに低音の量感とスピード感が良くなりました。
ともかく、すべてにおいてワンランク以上アップした印象です。
なるほど、メーカーがバランス接続を強く押すのが分かりました。
設置場所を変更しました。
DA7000ESのボンネットは薄くてブヨブヨしている上、熱でPH53が熱くなるからです。
PH53本体はほとんど熱くなりません。
そこで、ボンネットもしっかりしていて、ほとんど熱くならないCDプレーヤーの上に載せる事にしました。
音質は日に日に良くなっているので、設置場所を変更した効果は分かりませんでした。

PH53の評価を見てみると「線が細くて押し出しが弱い」と言うものが多いようです。
しかし、これはピン(アンバランス)接続した時の評価の様で、キャノン(バランス)接続した時の音質ははっきり言って別物になります。
詳しい仕組みは分かりませんが、ピン接続でこの音質が得られればPH53の評価はかなり変わったのではないでしょうか。
これでC-275の復帰は無くなりましたね。