フライングモール
DAD-M100proHT

2004/12

大分のとんぼさん宅でスーパーウーハーを駆動するために使われていたデジタルパワーアンプです。
当初、その存在に気が付かないくらい小さくて大音量再生には向かないだろうと思っていたのですが出て来た音にびっくり。
大音量の重低音を歪もなくもりもり出して来るのです。
デジタルAVアンプ導入に際してサブウーハーのアンプをどうするか悩んでいたのですが、これで目途が立ちました。

モグラと出会う2004/12
FLYING MOLE製モノラルデジタルパワーアンプDAD-M100proHT。
鉄製ではなくアルミの密閉箱で放熱用の穴はどこにもありません。
132(幅)x238(奥行)x43(高さ)mmの超小型サイズで、ちょうどアルミの弁当箱と言った感じです。
重量も650gと1Kgを切っています。
この大きさで定格出力160W/4Ω、100W/8Ωですからアナログアンプの常識は通用しませんね。
効率が非常に良い様で、160W/4Ω出力時で消費電力30Wですから2台使用しても最大60Wと電球1個分です。
よく見るとmade in Japanと書いてあります。
日本の企業なんですね、知らなかった。
正面から見たところ。
左が電源スイッチ、中央にパイロットランプ、右にアッテネーターが付いています。
このアッテネーターは基本的にMAXで使用するのが普通で絞り込んでも無音にはなりません。
後ろから見たところ。
これはHT(ホームシアター)仕様で、左がRCAピン、中央がスピーカー端子、右が3P電源コネクタになっています。
他にもキャノン入力仕様等があるようです。
さっそくカバーを外して内部を見てみる事にしました。
ネジがたくさん付いているのですが実際にカバーを固定しているのは四隅の4本のネジだけでした。
他はオプション用のネジです。
小さなコンデンサーとヒートシンクがあるだけで、これで電源込みの160Wパワーアンプとは思えません。
早く頭を切替えないと時代に取り残されそう。
P-500Lと比較すると大人と子供ほど違います。
M100Pの上に使わなくなったステンレス製のターンテーブルシートを重し代わりに乗せました。
こうしないと軽過ぎて安定しないのです。
ターンテーブルシートの直径が約30cmですから、いかに小さいか分かると思います。
とんぼさんちで聞いてはいるものの、本当にこんな小さなアンプで大丈夫だろうかと心配でしたが、40cm2発のスーパーウーハーを楽々と鳴らしました。
さわってみても人肌ほどの温かさで、これなら放熱穴が必要ないはずです。
聴いた感じの駆動力は250W/8ΩのP-500Lを超えているかも知れません。
試しにD-55に繋いで聴いてみると非常にクリア。
ノイズ感や歪感と言うものが非常に少ない。
カチッとした硬さが耳につきますが、これはエージングで改善されそうです。
恐るべしローコストデジタルアンプ。
モグラ、漬け物石と出会う2005/03
本体があまりにも軽いのでステンレス製のターンテーブルシートを重し代わりに乗せていました。
重しを乗せると音が良くなるような気がしたからです。
特に低音の押し出しや切れが良くなったような気がしました。
そこで、もっと重い物を乗せたら変化するのかどうか試してみる事にしました。
これは日曜大工店で買った直径15cmほどの漬け物石です。
2.5kgで中はセメント(モルタル)が入っているようです。
1個500円でした。
さっそく上に乗せて試聴。
いやはや、ここまで変化するとは・・・。
中高音は今まで以上にクリアで見通しが良くなり、低音も別物の様に良くなりました。
今まで不満だった押し出しや切れ、立ち上がりやスピード感が満足できるレベルになりました。
黒く塗装するともっと良いかも。
モグラ、コンデンサースピーカーと出会う2005/05/01
GoToさんが「謎のCDプレーヤー」を取りに来られたついでに製作者に合わせてあげると言う事で嬉々としてついて行きました。
なんと拙宅から車で10分ほどの所でした。
そこにはコンデンサースピーカーがあると言う事でした。
コンデンサースピーカーは使いこなしが非常に難しいスピーカーで、駆動力の強力なアンプでないと満足に鳴ってくれないと言う噂を聞いていましたから、試みにフライングモールのアンプで鳴らしてみようと持って行きました。
閑静な住宅街にそのショップはありました。
最近、一戸建ての住宅を買い取ってショップにしたそうです。
入口を入ってすぐ目の前に衝立が2枚ありました。
そう、STAXのELS-4Aと言うコンデンサースピーカーです。
1976年製ですから29年前のスピーカーです。
今までコンデンサースピーカーはソフト&メロウで中高域は綺麗だけど低音が出ないスピーカーだと思っていました。
別のスピーカーを試聴した後、ELS-4Aにフライングモールを繋いで聴いてみる事にしました。
音が出た瞬間、全員唖然・・・。
高音から重低音までフラットでバランス良く、実に美しく、分解能も高くスピードもあります。
また、部屋の影響もあるでしょうが重低音は出過ぎるくらい出ています。
コンデンサースピーカーの本当の音を初めて聞きた気がしました。
素晴らしい。
ただ、かなりの大音量で鳴らしたせいか、アンプが一度だけクリップを起こしたようです。
しかし歪は全く無く、その後は何事も無かったかの様に鳴りつづけました。
モグラ、直結される2005/05/06
とんぼさんの日記に「フライングモールのボリュームをパスすると音が良くなる。」と言うコメントがありました。
むむむっ、これは聞き捨てならぬ。(笑)
で、さっそく私も実行してみる事にしました。
ボリュームはM100Pのフロント向って右側にあります。
私はてっきりデジタルボリュームと思っていたのですが単なるアッテネーターでした。
これなら無くした方が音質的に良くなるはずです。
入力のピンジャックから来ているシールド線をボリュームから外して基盤に直接差し込めば完了。
一聴して分かるくらい音量が上がりました。
レベルを調整すると、今までよりも1.5dB下げてちょうど良くなりました。
私はサブウーハー駆動用に使用していますが、重低音の立ち上がりや切れが更に良くなりました。
このアンプは細部に拘るともっと良くなる可能性がありそうです。
モグラ、下駄を履かされる2006/05/02
またまたとんぼさんの日記を見ると。
アコースティックリバイブと言うオーディオアクセサリーメーカーから、こんなのが発売されていると言う事でした。
DAD-M100pro用のアルミベースです。
見た瞬間、即注文。(笑)
常々こういうのが欲しいと思っていたんですよ。
全面結晶塗装で本体よりも豪華に見えます。
中央にある不思議な彫物。
ルーターの様な物で彫ってある様ですが、これだけでも結構な手間ですね。
謳い文句では音質的に有利だそうです。
真鍮製の足。
ネジ式になっていて、ガタつきの調整が出来ます。
仕上は並みと言ったところでしょうか。
重さは約800g。
もう少し重く(1Kg超)してほしかったかなぁ。
モグラの底面。
中央2本のネジを残して、左右4本のネジを外します。
さっそく取り付けてみました。
付属の4本のステンレスネジを使います。
しかし、ネジを締め付けて行くうちに、何かに当たる感覚がありました。
左の黒いネジはモグラに付けてあったもの。
右のステンレスのネジはアルミベースに付属の物です。
アルミベースの厚みを差し引いても出っ張りが2倍以上あります。
実際に付属のステンレスネジでしっかり締め付けてみました。
基板そのものには当たっていませんが絶縁用の紙シートが盛り上がっていました。
このままでもたぶん問題ないのでしょうが、精神衛生上良くないのでネジにスプリングワッシャーを2枚入れる事にしました。
ワッシャーを2枚入れてもネジ頭が出っ張る事はありません。
これで、紙シートも盛り上がらなくなりました。
ネジをがっちり締めて取り付けます。
ベースが丈夫になったので重し(大理石)を乗せてもケースが変形しなくなりました。
音はまだ聞いていませんし、サブウーハー用ですから違いが分かるかどうか自信がありません。
でも、いいんです。格好良くなったから。