フルデジタル
AVプリメインアンプ
ソニーTA-DA7000ES

2005/02

電源だけなぜかアナログ
その理由は後日判明しました

大分のtakechanさんがソニーのフルデジタルAVアンプTA-DA9000ESを2004年4月に導入されて、とても気に入っておられる様子。
相当にシビアな意見を持っておられるtakechanさんが好評価をしているデジタルアンプと言う物がどんな音なのか?
OFF会で実際に聴かせてもらいました。
うーむ、私の中のAVアンプに対するイメージがガラガラと崩れていくのが分かります。
しっしまったぁ!聴くのではなかった・・・。これは導入するしかないか?
既発売のDA9000ESにするか、下位機種とは言え新型のDA7000ESにするか・・・、実売17万円のDA7000ESを購入する事にしました。
やっぱ値段の安さには敵いません、なにしろ高級ケーブル1本分ですから。(笑)
それに下位機種とはいえ新開発でDA9000ESを上回っている所もあると聞き、そこに期待して導入を決めました。

関連記事はこちら [ACインレット交換]

現在までの使用感 2005/02/07

全体として完成度が高いのでビデオ回路を外したオーディオのみのサラウンドアンプを出してほしいですね。
と思いましたがビジネスとして成り立たないでしょうね。

2チャンネルオーディオの音質が非常に優秀で、CDに限って言えば何を聴いてもとても気持が良く、ヒステリックにならずまろやかなのにスピードも早く、クリアで澄んでいて見通しが良く微小な音も綺麗に再生します。
内蔵のEQはまだ使用していませんがMCカートリッジが使用できないのがとても残念です。
C-275を通してレコードを聴くとアナログアンプと比べて音質的にはほぼ互角ですがノイズ感の無さで大差を付けます
レコードそのもののスクラッチノイズがノイズ感無く聞こえますし、レコードなのにCDの様に無音状態から唐突に音が出てくる感じです。(表現が変ですか?)
これで内蔵EQが優秀でMM/MCとも使用できて良い音になればアナログオーディオマニアにも十分受け入れられる素地があります。
と言いながら、未だに内蔵EQで試聴していないので感想は少々お待ち下さい。(笑)

現在、4.1サラウンドで聴いていますが、いずれ9.1サラウンドで聴いてみたいですね。
センタースピーカーもあった方が良いそうです。
しかし、現実問題としてフロントスピーカーに見合ったスピーカーの設置は難しそうです。
ボーズ101のようなミニスピーカーなら設置は可能ですが音のバランスが合わないのではないかと危惧しています。
今まで音質にこだわってスピーカーマトリクスに執着して来ましたが、これならこだわる必要が無くなりました。
このサラウンドの臨場感はスピーカーマトリクスでは到底表現できません。
2チャンネルダウンミックスのスピーカーマトリクスでは、どうしても出ない音があり臨場感を損ねていたのですが、音質的に差が無いと言うよりむしろ良くなっているのでスピーカーマトリクスを続ける理由が無くなりました

2チャンネルオーディオもスーパーウーハーがそのまま使用できるので外付けのローパスフィルターが要らなくなりました。
DA7000ES1台でピュアオーディオとサラウンドが両立できる可能性が出て来ました。
今までのシステムも十分高音質だと思いますがDA7000ESは未経験の新しい音で、聴きはじめは音数が少なく淋しいような気がしたのですが余計な音(空気)が無い事に気付きました。
ちょうど清流の底を見ている時に水の存在を感じるか水の存在を感じないかの違いに似ています。
小音量でも非常に見通しが良く、小さな音や小音量ではかき消される音も低音から高音まで良く聞こえます。
この澄んだ音は慣れるまで好き嫌いがはっきりするかもしれません。

まぁ、良い所もあれば悪い所もあるわけで・・・
オーディオの基本部分が優秀なだけにデザインとボリュームの悪さが目に付きます
もちろん、トータルで見ると十二分に頑張っている事は確かです。

改善点は以下の通り(画像に関しては見てないので分かりません)
・電源ケーブルとインレットをもう少し良い物にする。
・ボリュームの感触を良くする。(1回転で最小から最大に)
・スイッチ式のアッテネーターが欲しい。これはレコードに針を降ろす時に必要です。
・EQアンプをMM/MC対応にして音質を改善する。(出来ればデジタルアンプで)
・フロントパネルのデザインを変更する。(奇抜ではあるが高級感に欠ける。)
DA7000ESそのものが予想以上に良いので、どうしても以上の点が目につきますね。

うーん、このままフルデジタルアンプが正常進化したらアナログアンプの存在が危ぶまれる。
デジタルの力と言うものを今初めて知った気がする。

2004年12月27日
某(価格コムで一番安かったところ)ネットショップから届きました。
あちこちで売切れていると聞いて2004年中の入手は無理かなと思っていたのですがギリギリ間に合ったようです。
さっそくラックに納めて動作確認。
初めてボリュームを回した時に「キュウ」と鳴ったので不良品かなと思いましたが、その時一回だけでした。
初期不良は無さそうです。
それにしてもボリュームの感触が変で、ベターッと粘るような感触がとても不快ですね。
グリスでダンプしている感じなので回しているうちにグリスが柔らかくなって良くなるのでしょうか?
それにボリュームを早く回すと遅く回した時より音量の変化が早くなります。
どうも加速度センサーが働いているようなのですがダイレクト感が無く気持ち悪いですね。
どうしてこういった仕様にしたのか理解に苦しみます。
さて、動作確認が終わったらカバーを外して内部をチェックします。
(何をチェックするんだか・・・)
内部を覗くと正面向って左側の大きなトランスが目に入ります。
本体を持ち上げた時に異様に左側が重かったのはこのトランスだったのですね。
比較のために赤いボールペンを置いていますがデジタルアンプとは思えないほど大きな物です。
手前の大きなヒートシンクは電源用で、奥の小さなヒートシンクはパワーアンプ。
7チャンネルをこの小さなヒートシンクが受け持っています。
ほとんど熱くなりません。
内部の全体写真。
見た感じは雑然としていてローコストアンプみたいです。
まぁ、価格的に高級ではありませんが。(笑)
アキュフェーズみたいに良い音が出そうな雰囲気はありませんね。
カバーにブチルゴムの様な物やガラスエポキシ基盤の様な物が張り付いていました。
防振や制振が目的なのか、なにかノウハウがあるのでしょうか?
シャーシにも貼り付けてあります。
共振止めかなぁ。
わざわざ手作業で付けているのですから、何か意味があるのでしょう。
スピーカ端子(SP端子)は劣悪です。
太いケーブルは使用できないし、締まりも悪い。
仕様なのか、単なる不良品なのか全てのSP端子がフニャフニャしてしっかり締められません。
軟質プラスチックかビニール製の様です。
おまけに締めても締めても空回りする端子が1ヵ所あります。
当然しっかり締まりません。
これはひどい。
仕方が無いので個人的にはあまり使いたくないバナナプラグを使用する事にしました。
バナナプラグは取り付け取り外しが簡単で便利なのですが、何となく頼り無さを感じます。
直接締め付けたり、Yラグを使ったりしましたが音質的な違いは分かりませんでした。
また、スピーカーケーブルも色々変えてみましたが大きな変化はないようです。
デジタルパワーアンプM100Pを隙間に差し込んでいます。
当初、サブウーハーは1チャンネル分だけ使用して、問題がなければウーハーを1つ無くそうかと思ったのですが、現在の場所ではウーハーが鳴っている方に音全体が引っ張られて定位が変わってしまいます。
後ろに置くと良くなるらしいのですが置くスペースがありません。
そこで、モノラル分配ケーブルを使用してサブウーハー出力をアンプ2台に分配し、今まで通りサブウーハー2台で鳴らすと定位も正常に戻り、能率も上がりました。
M100PはLDプレーヤーの上に置いて、ステンレス製ターンテーブルシートでサンドイッチすると音が良くなりました。
デジタルアンプと言えども設置で音が変わるんですね。
DA7000ESはサブウーハー成分の無い2チャンネルでもサブウーハー出力をアンプが生成してくれます。
ですからローパスフィルタやチャンネルディバイダを入れたスーパーウーハーとして使用できるのでローエンドが伸びていないD-55にはとても都合か良いですね。
クロスオーバー周波数を変更できるのか出来ないのか、出来るとしたらどうすれば良いのか分かりませんが、今のところレベル調整だけでうまく繋がっているようです。
プリアンプC-275はアナログのEQアンプとしてそのまま使用するつもりです。
DA7000ESの背面。
基本的にはスピーカーケーブルとデジタルケーブルだけで完結しています。
映像関係の端子が完全に空いている状態です。
中央部分のピンジャックはDATやMDのアナログ入出力で、無くても良いのですがDA7000ESのデジタル入出力が少ないので仕方なく繋いでいます。
デジタルはCD・DVD・HTPC・BSでほぼ一杯です。
C-275の背面。
カートリッジからの信号だけです。
もったいない使い方ですね。
出力は当初プリOUTからDA7000ESのチューナー入力に繋いでいました。
C-275(OUTPUT1)→DA7000ES(TUNER)
しかし、どうも良くない。
ベタッとした感じでいつもの切れが無く平面的です。
そこで、takechanさんと同じようにCD/SACD入力に入れてみると俄然良くなりました。
これなら今までのシステムに負けていません。
A/D変換は共通だと思うのですがなんででしょう?
CD/SACDのデジタル入力には25Xsを繋いでいるのですが入力先をAUTOにしているとデジタルが優先されます。
レコードとCDを同時に再生するとCDが優先されますがCDの電源を切ると自動的にアナログに切り替わるようになっています。
けっこう便利です。
C-275のOUTPUTからだと信号がボリュームを通るのでレベル設定が面倒だし音質にも良くないのでTAPEのRECOUTから取り出すことにしました。
C-275(TAPE1REC)→DA7000ES(SACD/CD)
これは大正解。
C-275+A-20と比較しても遜色ありません。
むしろ以前と比べてもS/Nが良く、クリアーです。
レコードそのもののノイズは同じですがCDの様に無音から音が出て来る感じです。
押し出しや音離れと言ったところが一歩後退しますが独自の良さがあります。
(電源ケーブル関係を変えて解消。)
しかし、このノイズ感の無さは素晴らしい。
ヘッドアンプは同じなので、プリ・パワー部で変化しているようです。
M100Pが電源ケーブルで激変したのでDA7000ESも変わるのではないかと交換してみる事にしました。
M100Pはトランスレスなので100V電源の質に左右されるのは分かるのですが、DA7000ESはトランス内蔵ですからM100Pほどの変化は無いだろうと思っていました。
しかし、電源ケーブルを交換してみてビックリ。
M100Pと同じかそれ以上の変化です。これは誰が聴いても分かります。
分解能や切れが良くなり、低音の押し出し・音離れも良くなりました。
DA7000ESの弱点と思っていた部分がほぼ解消されたようです。
色々なケーブルを試してみましたが私の環境では 細い高級品よりも太い(3.5スケ)一般品の方が音が良いようです。
また、ゴムキャブタイヤ(黒色3.5スケ)よりもビニールキャブタイヤ(灰色3.5スケ)の方が良いようです。
灰色のビニールキャブタイヤは一般品で350円/1mの物です。
ソケットもいくつか変えてみましたが私には違いが分かりませんでした。
2チャンネルのスピーカーマトリクスからAVサラウンドに変えるとDVDプレーヤーV880とHTPCの音質の差がはっきりして来ました。
そこでHTPCに現役復帰してもらう事にしました。