2004/12/04

私にとっての
第1回大分比較視聴会
2日目
まいりました。m(_*_)m

とうとう来ました大分のメッカ、とんぼさん宅です。

2004年11月21日、8時頃起床してoriさん宅を出発。
とんぼさん宅まで所要時間20分くらい、途中「ジョイフル」と言うファミリーレストランで朝食をとりました。
「ジョイフル」は福岡にも沢山あるのですが大分が発祥なんですね。
大分市をしばらく南下して山手の方に進むと、とんぼさん宅が見えてきました。
その日は天気が良く、空気がとても澄んでいて、部屋に引きこもってAVするにはもったいないくらいです。
車から降りたら、思わず深呼吸しました。
1階の事務所の奥にそれはありました。
D55・・・あれ?ネッシーじゃなかったっけ?
ここはAV専用ルームにする予定の部屋でした。
D55はtakechanさんから譲ってもらったそうです。
仕上げも綺麗で使っていないのはもったいないなぁ。
壁にはD-VHSテープがいっぱい。
そこら中にいろいろなパーツや機器が転がっています。
楽しそう。
とんぼさんに案内されて2階へ。
廊下の奥にそれはありました。
そう、とんぼの部屋の表紙を飾っている分厚いドアです。
そのドアの向こうには・・・普通のリビングルームじゃないですか!。
リビング兼用AVルームだと聞いていたのですが、本当に普通のリビングルームなのでびっくりしました。
天井高も一般の住宅と変わりありません。
その天井にtakechanさん宅と同じG90が吊ってあるのです。
しかし、何だかとてもコンパクトに見えます。
その理由は自作の天吊り金具が非常に薄く出来ていて、ほとんど天井に密着するように付いているからなんです。
G90の厚みはD50とほぼ同じなので天井からの圧迫感は拙宅のD50とあまり変わりません。
金物加工が自由に出来るとんぼさんならではですね。
これなら拙宅にG90を付けても大丈夫そうだなぁ、と妄想を抱いてみました。(笑)
フロントスピーカーの全景です。
基本は長岡式を踏襲していますがとんぼさんなりの工夫がしてあります。
現在、とんぼさんは自作のDACを使用したマルチアンプ駆動に変更中で、何がどれにつながっているのか質問するのを忘れてしまいました。
メインは自作リング付きFE208ES2でツイーターはT925Aです。
スーパーウーハーはFW208N×3発。
そして今回の目玉(文字通り大きな目玉です)のFE208ES2とT925Aの間を補完する950PBと言う2インチドライバー。
ん?なんだか変だぞ。

近づいてみるとハードドームスコーカーが・・・ではなく前後が逆になったホーン用のドライバーではありませんか!
2インチドライバーのバックキャビティを外して裏側の丸い振動板(ダイヤフラム)を露出させて、そこから音を出すのです。
AE86さんと言うマニアの方の考案らしいのですが実際に見るのは初めて。
いやはや、この発想は凄いですね、試行錯誤の果てか閃きかは分かりませんが常識に囚われない自由な発想が出来ないと思い付きませんよ。
それにしてもこのドームは丸みがセクシーで気持ちよさそう。思わず触ってしまいそうになりましたが潰したら大変なので我慢しました。
もともとフルレンジの208ESにスーパーローとミッド・ハイを加えて、都合4ウェイで鳴らすのですから、どんな音になるのかまったく想像が付きません。
しかし、とんぼさんウエルカムサウンドの花火を聴くと大音量に圧倒されつつも超低音から高音に至るまで見事に綺麗に再生されていました。
中高域はごちゃごちゃと混ざり合った音になっているのではという想像は見事に裏切られ、力強くて厚みがあり、それでいてクリアな音に驚きました。
調整が進んで3つのユニット間の重なりが良くなればもっとクリアになる可能性がありそうです。
これは物凄い可能性がある組み合わせですね。
この先どんな音に進化するのかとても楽しみです。
スーパーウーハーも頑張っていましたが中高音のスピード感にはなかなか付いて行けないようです。
もちろん、弩迫力の重低音であることに変わりはありません。
特にサラウンドではお腹一杯の重低音を出してくれました。
で、このスーパーウーハーを駆動しているのが手前に見える黒い箱、フライングモールのDAD-M100proと言うデジタルパワーアンプなんです。
この小さな箱から力強い低音が出てきます。
サラウンドリア用ネッシーJr。
FE168ESとT90の組み合わせです。これだけでメインスピーカーになりそうですね。
TE27さんから譲って頂いたそうですが、実に綺麗な仕上げで高級家具の趣きがあります。
フロントのネッシーとは対照的です。(笑)
さすがに同系列のユニット+エンクロージャだけあって、前と後ろの繋がりが絶妙です。
音が移動する際にまったく違和感がありません。
さて、今までの感想はCDを聴いてのものでした。
いよいよアナログの試聴です。
ターンテーブルはLo-D(ローディ)TU-1000、トーンアームはテクニクスEPA-100。
カートリッジはビクターのMC-L1000。
これに拙宅と同じ砲金ターンテーブルシートを乗せてあります。
スタビライザーは自作だそうです。
こんなのが自分で作れるって羨ましいですね。
試聴ディスクはなんとなんと!かの有名なアナログディスク「フラメンコフィーバー」です!!
takechanさんが持参されました。
実はtakechanさんが来られる前に「フラメンコフィーバー」をCD-Rに焼いたものを聞かせてもらっていて「凄い音だなぁ」と感心していたのですが、本物の「フラメンコフィーバー」は次元が違う音でした。
アナログの凄さと言うものを実感しましたね。
立ち上がりやスピード感・鮮度など、ともかくリアルで音が部屋中にほとばしっています。
音源のごく近くにマイクを置いているような、音源とマイクの間に空気が存在しないようなダイレクト感です。
加えてスピーカーと耳の間も距離感が無いので、まるで耳元で床を踏み鳴らしている感じです。
ただ、非常に高音質なのですが音楽を楽しむ類のものではなく高音質を楽しむディスクですね。
いやぁ、良い経験をさせてもらいました。
いよいよビジュアルです。
とんぼさんはG90を120インチ4:3のマリブに投射するという信じられない贅沢な使い方をされています。
スクリーンの種類もサイズも拙宅と同じなのでプロジェクターの違いが分かりやすいでしょう。
ソフトはtakechanさん宅と同じものです。
まず、とんぼさんのHTPCで視聴。
自作の極厚アルミケースに最新のパーツで組んであります。
G90に入力している信号は2048*1536/72Hzと言う超高解像度で、絵が出た途端あまりの美しさに声も出ません。これは参った。
例えば、120インチの高解像度ブラウン管式モニターがあるとすればこんな感じでしょうか。
すでに私の視力の限界を超えています。
画面に力があるので画像が立体的に見えます。
イノセンスのオープニング、細胞が分裂するシーンでは丸みを帯びた細胞が触れそうに膨らんで見えます。
もう何も言うことはありません。
とんぼさんのHTPCを一通り見せてもらって私のHTPCを見てみました。
定番高級パーツのHTPCとローコストHTPCがどれくらい違うのか?
グラフィックボード(RADEON X800PROとGeForceFX5600)の違いは?
ドキドキしながら電源オン、いつものようにWindowsXPが起動しました。
私のHTPCはD50の上限である1280*960/60Hzで使用しているので2048*1536/72Hzに変更します。
使ったことの無い周波数だったので表示できるかどうか心配したのですが、こま落ちも無くスムーズに表示しました。
画像が表示すると一同「色が濃い!」、もともと色が濃厚と言われているRADEONよりもGeForceFXの方が濃厚に見えます。
デスクトップ画面が濃厚でも、DVDを再生すると薄くなるかもしれません。
さっそくイノセンスを再生します。おお!色が豊富でフォーカスも良い。
電源を入れてすぐだというのに画面も安定しています。
画質に関してはほぼ互角、あとは色に関して好みの分かれるところでしょうか。
正直に言いますと、ローコストHTPCからここまで良い画が出るとは思いませんでした。
加えて音質が良い。
オンキョーSE-80PCIの光出力をパイオニアC-AX10に入れて再生。(だったかな?)
ダイナミックレンジや押し出し、切れ込み、分解能、サラウンドの回り込みなどRMEに勝るとも劣らぬ良い音です。
とんぼさんもびっくり。
さて、次はyamasatoさんのHTPCです。
ケースは自作で、とんぼさんに負けず劣らず極厚アルミケース。
ただ、パーツは一世代前の物を交換せずに使用しています。
これも電源を入れていきなり再生。
2048*1536/72Hzに変更出来なかったので60Hzで表示。
画が出ると一同「おぉ!」、画質に関しては互角で遜色がありません。
それよりもノイズの少なさが目立ちます。以前拙宅で見たときも他のHTPCに比べるとノイズの少なさが印象に残っていましたがG90で見ても同じでした。
ちょっと残念なのはWinDVD6のTrimension DNMと言う美味しい機能が使えないのです。
これが使えればビデオ素材もスムーズになるんですけど・・・。
音は私が聴く限りSE-80PCIとまったく同じでした。
グラフィックボードはカノープススペクトラ8400で、私が以前使用していたスペクトラX21と同時期の物ですから三世代ほど前のものになります。
サウンドボードはオンキョーのSE-120PCIでこれもSE-80PCIの前に発売されたものです。
yamasatoさん曰く、ケースの中のCPUとGPU(グラフィックボード)を5ミリ厚のアルミ板で仕切っているのがノイズに効果的という事でした。
これが5ミリ以下では効果が少なく、5ミリ以上の厚みが必要で、これはいろいろ測定して得た結論だそうです。
ともかく三人三様のHTPCが思ったほどの差は無く、グラフィックボードとサウンドボードによる好みの違い程度というのはとても参考になりました。
HTPCを高性能にする要領のようなものが分かった気がします。

次にローコストDVDプレーヤーの比較視聴です。
これは前日のoriさん宅での印象と変わりません。
相変わらず音質はソコソコですが、これはHTPCが良すぎるのであって比較しなければ十分楽しめる音質だと思います。
ビデオ素材はローコストDVDの圧勝でフィルム素材も相当に高画質。
HTPCに勝るとも劣らない画質です。おそらくその場で比較しなければ分からないでしょう。
V880ではD2001を通した場合と直接G90に入力した場合を比較しましたが、直接入力したほうが色乗りが良くなりました。
何を勘違いしたのか、V880は色差出力が出来ないと思い込んでいて、色差での視聴をしなかったのが心残りでした。

それにしても、HTPCといいローコストDVDといい拙宅では本領を発揮していないのがはっきりしました。
ローコストHTPCとDVDが予想以上に高性能だったので喜ぶべきなのか、本領を発揮できない拙宅のシステムを嘆くべきなのか複雑な気分です。
でも、今回のOFF会は本当に得るものが多い会でした。

後日談

大分詣でをして、デジタルアンプに対する認識がガラッと変わってしまいました。
いま、真剣にデジタルアンプの導入を考えています。
すぐにでも導入したいのがとんぼさんがスーパーウーハーに使用されていたフライングモールのDAD-M100proですね。
これ最高です、あんな小さな箱(ほぼ弁当箱くらいの大きさ)からモリモリと重低音が出てくるのですから。
デジタルAVアンプとこれを導入すればあっという間にオールデジタルの出来上がり。
問題はアナログディスクをどうするかですね。
takechanさんと同じ悩みだ。(笑)
映像は・・・G90を見てしまうとプロジェクターを代えない限り何をしても無駄ということを痛感しました。
手前味噌ですがHTPCにしてもローコストDVDにしても十分高性能で、G90の常用機にしても良いくらいです。
拙宅に帰って、D50であらためて見てみると「結構がんばってるじゃん」と思えるから不思議ですね。
アーベルの色差出力が良い画を出していたのでV880の色差出力がどんなものか拙宅で試してみました。
V880色差出力(1080i)→(YCbCr)D2001→(RGBHV)D50
うーん、RGBよりも良いかもしれない。
もしかしたらD2001の色差→RGB変換が優秀なのかもしれません。
しばらくこの状態で様子を見ようと思っています。

はぁ、今回のOFF会はハードだったなぁ。